2011年02月02日

会計の基礎D-1 B/Sの見方、読み方(資産の部)

決算短信等を見ると、平成23年3月期の期末決算から、一般に下記のような様式でのB/Sが標準になっています。

【基本的なB/Sの様式】
連結貸借対照表
(平成○年○月○日)
資産の部
T 流動資産
U 固定資産
  1 有形固定資産
  2 無形固定資産
  3 投資その他の資産
V 繰延資産
     資産合計

負債の部
T 流動負債
U 固定負債
     負債合計
純資産の部
T 株主資本
U 評価・換算差額等
V 少数株主持分
     純資産合計

(*純資産の部の内訳)
T 株主資本の内訳
 資本金
 資本剰余金
 利益剰余金
 自己株式

U 評価・換算差額等
 その他有価証券評価差額金
 繰延ヘッジ損益
 為替換算調整勘定

B/Sとは会計の仕訳の集計の結果から、資産と負債・資本を集めたものでした。P/Lとは純資産の部の利益剰余金を通じて繋がっているものでした。(会計の仕組みA(試算表とB/S・P/Lについて)⇒http://money-learn.seesaa.net/article/179717866.html
B/Sの構成ですが、その資産と負債・資本を項目別に並べたものになります。
B/S図のイメージとB/Sの各項目ごとの関係は下記のようになります。

BS図.JPG

フローであるP/Lは会計に詳しくない一般の方も何となくピンときても、ストック情報であるB/Sは会計の仕組みをきっちり理解していないとピンと来ずらいようです。また、P/Lがどうなるかには注意が払われても、B/Sがどうなるかにはなかなか注意が払われないような傾向が見受けられます。

B/Sの分かりずらいところは、会計における資産の性質に一因があるのではないかと思います。
どういうことかと言うと、会計の仕組み上、ビジネスのおカネの流れとB/Sの関係の中で、財産の換金価値や支払い義務がB/Sの残高になるだけでなく、P/Lの期間損益計算の結果としてB/Sに残高が残ったりしますので(B/Sのあるべき残高の増減の結果が包括利益という形でP/Lにも反映されますが)、どの科目(項目)がどのような性質を持ったものかのイメージがつかないと、なかなかB/Sを本質的に理解できるようにならないためではないかと思われます。
近道もなく、ひとつひとつ理解を深めていくしかないかと思いますが・・・

B/Sの各基本的項目の意味合いについて上から順を追って内容の説明をしていきます。

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posted by ASK at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計/税金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月31日

会計の基礎C補足 税効果会計・繰延税金資産とは

P/Lでの法人税等調整額、B/Sでの繰延税金資産がいわゆる税効果会計によって登場する項目です。
これは、税効果会計と呼ばれる会計処理によって出る調整額です。B/Sの繰延税金資産の前期末と当期末の増減が当期の法人税等調整額となります。

(最近は少なくなった気はしますが、)繰延税金資産について、新聞等で「税金の還付の前払い分」などと説明されることがありますが、繰延税金資産の増減にキャッシュの動きが伴うものではないため、正確ではありません。
法人税等調整額は、税効果会計と呼ばれる会計上の処理で、会計上の収益−費用と税務上の益金−損金による差異を調整するものです。
(正確には、会計上の資産または負債の額と課税所得計算上の資産または負債の額に相違がある場合において、それらの相違に係る法人税等の計上額を適切にP/Lに期間配分することを目的とする会計上の手続をいいます。)

以下、どういうものかのイメージとして、簡単な例を用いながら説明をします。

説明の続きは下の「続いを読む」をクリックしてお進み下さい。





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posted by ASK at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計/税金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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