もう10月になりますが、2012年末以来の2013年6月末のポートフォリオです。
6ヶ月ごとにポートフォリオをレビューするという自己ルールはないのですが、6月末を基準にポートフォリオを計算する機会があったため今回は経過を記事に致します。
(前回)
・2012/12/31 2012年末のポートフォリオと各アセットクラスへの投資方針について
http://money-learn.seesaa.net/article/310846181.html


2012年末と2013年6月末のアセットクラス別の資産配分割合を比較しました。
2012年末の比率を前回と少し変更し、「待機資金」を加えました。「待機資金」はいつでもリスク資産に投資する用意のある資金ということで、メインで使用している証券口座内でのMRFの金額により集計しています。投資可能ではあるが予備その他の生活費を含むキャッシュは含めていません。
「待機資金」を加えたのは2012年末から2013年6月末にかけての動きに変動が見られるためです。
J-REITと日本株の割合が減少している通り、2013年3月〜4月にかけて、さすがに過熱感が見られたため、J-REITと日本株の売却に動きました。そのため、「待機資金」が増加しています。現状では資産全体から、かなりキャッシュ割合が高くなっており、「待機資金」以外の当面投資に回す予定のないキャッシュを含めて、キャッシュとリスク資産の割合が概ね半々になっています。投資効率を考えるともう少しリスク資産にしたいですが、基本は買ったら放置ではあるが投資での売買タイミングは慎重に判断したい私としては、じっくりとチャンスを窺おうという気でおります。
新興国株式とFXの割合の減少は、金額はほぼ同額で特段の動きはないのですが、資産全体の分母が増えたため割合が減少しました。他は、債券等の資産を新規に少量だけ増やしました。
2013年6月末以降、取引はしていないので、現時点(10月頭)でも2013年6月末とは時価の変動で割合は動いていますが、大きな変動はないと思われます。
ここから年末にかけては、キャピタルゲイン税率が2013年で軽減税率の10%が終了し、来年から20%になるため、含み益の大きいものを売却をして、必要なものを買い戻すプロセスでポートフォリオの見直しを考えようかなと思っているところです。
全くもって非合理的な話ではありますが、損をすることが大嫌いな私としては、含み益の状態を見ることで心が落ち着くので、クロス取引で取得原価が上がると、あまり嬉しくない状態になるのが残念というのが本心であります。ここは、合理的に行動しましょう。
現状の足元は、日経平均はおおむね割安でも割高でもない水準であると個人的には見ていますが、2020年の東京五輪で経済が沸いてくる期待はあります。短期中期的には、下方よりは上方に向く方が強いかなとは感じています。2020年までのどこかで、プチバブルくらい起きてくれることに期待したいと思います(笑)。
NISAはどこまでインパクトがあるかは何とも分かりませんが、マーケットに悪影響ということはないでしょう。
あとは、新興国への投資割合を少し増やしていきたいとは考えています。
インドネシア・トルコ・ブラジル・インドといったあたりは、かなり売られて少し戻ってきたかなというところで、どこが見極めどころかをウォッチしたいなと思います。
目先ではアメリカ政府債務問題ですが、昨年も財政の崖とか言って進歩がないなと思いつつ、何かあったときのショックは大きそうなので気を付けるしかないですが。QE縮小の延期が発表されてマーケットが沸きましたが、いずれにせよ近い将来に縮小の延期が実行されるとどう反応するのかは見ものです。
気になるのは、やはり中国のいわゆるシャドーバンキング問題と、欧州の一部は弱いように見えるので忘れた頃にまた欧州問題が起きないか、というところです。
長期投資家にとっては、マーケットを取り巻く日々のニュースはほとんどがノイズです。ではありますが、いざという時にきちっと動けるためには、動向はきちんと見ておかないといけない。
最近、マーケット動向を見る時間が減っているので、ブログのネタにするためにも、しっかり見ていこうと思います。
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