2012年11月14日

米国株取引はマネックスに決まり!? 手数料下げ&取引銘柄大幅増加のリニューアル

マネックス証券より米国株取引をリニューアルし手数料下げ&取引銘柄大幅増加するというリリースがされました(2012年11月28日(水)(予定)より開始)。
・マネーのネタ帳(2012/11/12)マネックスが米国株取引をリニューアル 手数料下げ&取引銘柄大幅増加
http://moneyneta.blogspot.jp/2012/11/blog-post_2.html
・マネックスのリリース: http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2012/news1211_01.htm

この米国株リニューアルについてのザイ・オンラインの記事 2012/11/12「ネット証券で「米国株」サービス競争勃発!?取引銘柄数が2800まで増えた会社が登場!」では、国内のネット証券で米国株取引を提供しているSBI証券と楽天証券との比較表が掲載されています。
記事URL: http://diamond.jp/articles/-/27756

リニューアル後のマネックスの米国株取引では、
・取扱銘柄(ETF含む) 2800銘柄以上(SBI 911銘柄、楽天 1177銘柄)
・注文方法 指値、成行、逆指値
・取引時間 22時〜翌10時
・注文受付時間 24時間
・注文の有効期限 最大90日先まで
・売買単位 1株単位
・手数料 14.7〜18.9ドル/1約定(1000株まで、キャンペーンもあり)(SBI、楽天とも同じで26.25ドル/1約定(1000株まで)、1000超は1株ごとに2.1セント追加)
と、上記の全項目でSBI証券・楽天証券よりも個人投資家にとって良い条件となっています。
コストは、「従来は3社とも同水準だった取引手数料でも、リニューアル後はマネックス証券が最安条件時には他社の半値近くまで安くなる(前月取引が30回以上の場合)」とのこと。

このリニューアルは、マネックスが2011年に買収し100%子会社とした米国のシステム開発会社「トレードステーション社」の取引システムを採用し、同社の技術をマネックス証券が“自社内開発”して米国取引所に接続したことで、取引手数料の低コスト化、取引銘柄数や機能面で優位に立つことを実現できたようです。
「トレードステーション社は、米国の個人投資家向け情報誌「バロンズ」がオンライン証券第1位に選ぶなど定評ある会社」ということです。

今後はレポートやセミナーなどで米国株情報を意識的に強化していき、すでにSBI証券が実施している「円貨決済」についても、今後取り入れたいとサービスの向上が伝えられています。




私にとっては、米国株はETFへの投資による運用で頻繁な売買は行わないという利用ですので、取扱銘柄(ETF含む)の増加と手数料の値下げはグッドニュースです。
米国には様々なETFが上場していますので、より多くの商品に、日本のネット証券で現在よりも低コストでアクセス出来るようになるのは嬉しい限りです(それでも、国内株に比べれば手数料はまだまだ高いし為替手数料は要確認ですが)。
現在は楽天証券をメインに使用していますが、今後、米国ETFの新規の買い付けはでマネックス証券へ乗り換えることになろうかと思います。
また、楽天証券では注文受付時間が限定されていたり、有効期限が当日限りで注文が失効しやすかったりしたので指値で寝ている間に買えてなかったりするとまたやり直しになって結構うざくて不便だったのですが、マネックスのリニューアルでは大きく改善されるので、長期投資家にとっても取引環境が向上し、マネックス証券の投資家向け決算説明会の中で、2013年3月までに米国株の現物・ETFのほぼ全てを取り扱えるようにしていく」との話があったということですので、実際の売買行動は特定口座対応後が良いかなーと思っています。
(勝手な推測では、多分、一般口座から特定口座へ移管出来ないか、移管可能でも一般口座で一度売却扱いになるのではないかと思われる)
(参考)梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(2012/4/26)「マネックス証券が今年度中に米国ETFをほぼ全て取り扱えるように!?しかも特定口座対応まで?」
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-2013.html

このまま他社が追随してこなければ、アメリカのネット証券であるインタラクティブブローカーズを使いこなしているのでなければ(インタラクティブブローカーのインターフェースはなかなかハードルが高いのでかなり少数派になるかと思われます)、米国株取引はマネックスという地位を築くことになりそうですね。
【マネーの知恵(仮)関連記事】
・2012/8/23 マネックス証券の新ツール「MONEX VIEW β」と資産管理ツールへの今後の期待
http://money-learn.seesaa.net/article/288023689.html
・2012/8/10 アカウントアグリケーションサービス
http://money-learn.seesaa.net/article/285714565.html
・2011/5/18 パーソナル・ファイナンス(個人のお金の管理)について考えてみた
http://money-learn.seesaa.net/article/202102810.html
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