2012年08月23日

マネックス証券の新ツール「MONEX VIEW β」と資産管理ツールへの今後の期待

マネックス証券から、新たなツールの「MONEX VIEW β」が提供されています。

保有資産の推移を月次・日次グラフ で商品別、資産クラス別に表示することで、資産全体の動きを簡単に確認することができるものです。特徴は、「資産の推移がすぐわかる」「自動で簡単管理」「個別商品まで掘り下げて分析」ということのようです。
マネックス証券で保有している商品の資産残高の推移が棒グラフでビジュアライズされて把握出来るというツールになっています。
マネックス証券で取扱っている商品のうち、信用取引、米国株、中国株、海外ETF、先物・オプション取引、FX(外国為替証拠金取引)、CFD(差金決済取引)および保険商品などは評価対象外ということで、このあたりは是非とも拡大して頂きたいところであります。

マネックス証券は、資産管理ツールを他社に先駆けて展開しているので、個人的には好ましく思っています。
他にも下記のツールがあります。
保有資産の分析や追加購入のシミュレーション機能などのある「MONEX VISION β」
銀行、証券、クレジットカード、ポイントサイトなど、他の金 融機関にお預けの資産もまとめて一括管理できるアカウントアグリケーションサービスの「MONEX ONE(マネックス ワン)」

別々のツールとして提供されていますが、これらの機能は一元化して一つのサービスとして提供すれば良いのではと思います。
後々、一元化していく予定で、その過程で個々に出しているのかもしれません。(なので「β」なのかも?)

「MONEX VISION β」「MONEX ONE」「MONEX VIEW β」は一度は使ってみましたが、「β」となっていることからも、自分が実用的に資産管理ツールとしか使うかということでは機能面等でまだかなあと感じています。今後の改善に期待したいところであります。




なお、私がメインで使用している楽天証券では、日本株、アメリカ株、中国株といった大きな分類で月次の残高推移が確認出来ますが、個別の持ち株の時価の推移が分からないので、増減内容がよく分からなかったりします。また、入出金が反映されないので、入出金額を頭に入れていないと時価合計が増えているのかどうかも分からない。
時価の内訳の推移を知りたければ、自分で銘柄別の時価を別途エクセルとかに入れておかないといけないということになり、システム対応して頂きたいところです。

将来的に、アカウントアグリケーションサービスからネット銀行・証券・保険、カード情報、ネット直販の金融商品等の一元管理が出来て、必要な情報収集やアドバイスのツールも充実していて、そのプラットフォーム上で資金移動や売買を行うことが出来る「代理店」のようなサービスが出てくることが理想です。
参考記事:「Simple」 米国発:“銀行代理店”で顧客のフロントに立ってサービスを提供

ネット証券は、トレーディングツールは力を入れているようですが、長期投資を助けるツールは残念ながら優先順位が低いように見受けられます。
売買回数が証券会社の収益の源泉なので、ビジネスとしては、売買回数の多い投資家を取り込むのが優先されるのは仕方がないのだと理解していますが、潜在的な顧客数や資金量は圧倒的に長期投資のニーズが多いのではないでしょうか。

関連記事:
・2012/8/10 アカウントアグリケーションサービス
http://money-learn.seesaa.net/article/285714565.html
・2012/8/17 世界の各国指数のPERの指標はどこで見るか
http://money-learn.seesaa.net/article/287051544.html

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