2011年12月05日

インデックス投資のメリット・デメリット 〜「退屈」なインデックス投資

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ブログを巡回して見ていたら、先日、インデックス投資のメリット・デメリットという内容がありました。
インデックスブロガーさん(インデックス投資を実践していてその内容についてブログを書いている方々)が集まってインデックス投資のメリット・デメリットについて話をしたものだそうです。

吊られた男の投資ブログ (一般人の投資生活) 2011/11/28 より引用:
http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1692881.html
「インデックス投資をしているメリット・デメリット」
【メリット】
 ・投資にあまり時間をかけなくてよい。ほったらかしでよいこと
 ・時間をかけないのに平均点(-コスト)が取れること
 ・仕事に集中できる
 ・自動的に続けられるような「仕組み」になっていること
 ・世間はいろいろ騒がしいが、無の境地になれること
 ・ストレッチ効果。運動前のストレッチのようにマーケットはどう動くかなど投資のトレーニングとして有効
【デメリット】
 ・退屈、面白くない
 ・余計なことをすると平均点が取れなくなる
 ・インデックス投資の成功体験が無く、マイナスが続くのでこのままで大丈夫かと不安になる
 ・日本のインデックスファンドの歴史が浅いので、今後も新商品のチェックなどが欠かせない
 ・盛り上がりが無いのでブログのネタに困る
 ・インデックスなら完璧と妄信してしまう危険がある
(引用終わり)

インデックス投資のメリットは、大よそ時間対効果(資産運用に掛ける時間を最少にしつつ、一定の効果が期待出来る)に関するものですね。

デメリットで目についたのは、退屈という意見です。もし退屈で済むのなら、私にとってはメリットでしかないわけですが・・。
この点のご指摘をした方々は、投資についてのブログを書こうと思い、実際にブログを書く程、勉強熱心な方々だと想像します。今まで、仕事の後や週末に株価をチェックや分析をして、収益機会を探すということをしていた方が、自動積立のようなインデックス投資に転じてアクティブな方法を全て辞めたのだとしたら、「退屈」だと感じるのは分かります。

また、成果が出るのは、長期的に10年や20年のスパンで見た先になります。後から振り返ったときに「良かった」か、また「どう良かった」かが分かるものなので、不安もあります。
現在のような株式市場の世界的な下落局面では保有する価値が減少すると、自分のお金が増えたり減ったりするわけで、「これで良かったのか」と思ってしまうか、「今が買い時かもしれない」と思えるか、忍耐力やメンタル的な部分も重要かと思います。
(私もそのような不安がないと言えば嘘で、それなりに慣れはしましたが、やはり常に不安に思う一人なわけです)

今後も新商品のチェックなどが欠かせないという面もそうかもしれません。
例えば、新興国にまとめて投資をしたい場合、数年前まではEEM(「iShares MSCI Emerging Markets Index)というETFがメジャーでしたが、その後、より信託報酬の安いVWO(Vanguard Emerging Markets Stock ETF)というETFが登場しました。そのため、EEMを所有している人は、EEMとVWOの内容に大きなこだわりがなければ、VWOにスイッチする方が有利になっていたりします。
参考:
・梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記) 2011/1/20
VWOの純資産がEEMを超えた
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1630.html
・小金持ち父さんの資産設計塾(?) 2008/11/14
楽天証券にバンガードETFが3本追加
http://m0nch1.blog.shinobi.jp/Entry/464/

少し脱線になりますが、インデックス投資と言っても、奥は深いものだと思います。
インデックス投資の定義を、「インデックスに連動した商品を長期資産形成目的で買い持ちすること」であるとすると、「どのインデックスを」「どのような割合により」「どのようなタイミングで」行うかという点については重要ですし、定期的な見直しは必要なのかと思います。ただ、これにも絶対に確かな方法はないので、自分に合った、自分の信じる方法を選ぶしかありません。
リバランスをどうするかとか、自分の長期的なライフプランに合わせてリスク資産への配分割合をどのように考えるかなど、きちんとやるなら、やるべきことは多くあります。マーケットの動向や長期的な経済見通しを自分なりに考える事もしなくて良いものだとは思いません。安易にインデックス投資を「何もしなくていい」「お手軽」かのように喧伝されている事が稀に見受けられます。やりようによっては、結果的にそのような一面もあるのかもしれませんが、個人的にはそこを強調し過ぎるのは、かえってインデックス投資の有効性を世の中に広めるという意味では逆効果になるところがないかは懸念します。インデックス投資であっても一定のボラティリティはありますから、ポリシーがないと、短期的な相場の変動に心理的に不安になってしまい、長期的に継続出来なくなってしまう可能性もあります。
ある程度の自分なりの方針のルールを決めたとしても、それをその通り実行していくというのも、実は簡単な事ではありません。




【本ブログでの関連記事】
・2011/2/13 ほったらかし投資術 インデックス投資実践ガイド 山崎元、水瀬ケンイチ/著 (書評、内容、目次)
http://money-learn.seesaa.net/article/185718948.html
・2011/7/19 BRICsから「グロース・マーケッツ(成長市場)」へ(ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント会長 ジム・オニール氏)
http://money-learn.seesaa.net/article/215650534.html
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