2011年10月04日

個人の資産運用で、良いファンド(運用商品)とは何か?

個人の資産運用を考えるに、良いファンド(運用商品)とは何か?

「儲かる商品」。

まあこれが答えと言われてしまったら、否定しようがないのですが、ちょっと待ちましょう。
何でしょう、「儲かる商品」って。

儲かるというのは、言うまでもなくリターンが高いということですね。

リターンというのはリスクを取った結果ですね。
高いリターンを出したということは、高いリスクを取ったということ。
もちろん、同じリスク量でもリターンは変わってくるのですが、結局マーケットを完全に見通すことは出来ない以上、リターンはコントロール出来ない、コントロール出来るのはリスクだけだというのが私の持論です。

それが、個人へ提供される金融商品は、「結果」にしか着目していないものがあまりにも多い。
「○%のリターン!」とか「すごいトラックレコード!」とかいう宣伝文句や営業文句はたくさんあるんですが、不思議なことに、そのリターンはどのようにリスクを取った結果なのかという説明は一切ないものがほとんどです。少なくとも、具体的にどのようなリスクを定量的にどの程度取って、リスクを少なくするためにどのような方策を取っているか、そして得られたリターンは取ったリスクと比較して満足出来るものかどうか、といった情報提供はあまり重視されていないようです。
(為替リスクとか株価変動リスクとか地政学リスクとか○○リスクがありますと単に言うだけはリスクの説明ではないですので、念のため)

あとは、トラックレコードが良かったです、もちょっと待ちましょう。ではこれからも継続可能性があるのか、資金流入が増えて残高がいくら位まで今の投資戦略が有効に通用するのかどうか等も重要です。ただ「実績あります」ではなく、「実績をもとにした将来性」を説明出来ないといけません。

例えば、長期の資産形成のために適切なアセットアロケーションをもとにファンド内で資金配分し、定期的にリバランスをしてくれ、信託報酬が限りなくインデックスファンドに近く、リスク対リターンに応じてシリーズ別になっているような金融商品があったら、私は喜んで買うと思いますが、仮にそのような商品があったとしても、しっかりした投資戦略や定量的な情報が提供されないと、買いたいと思っても実際に買うかどうかは分かりません。単発の勝負なら結果だけで良いのですが、資産運用は、長期的・継続的なものですから、プロセスを考えないといけないと思います。

そうすると、「良いファンド」というのは、漠然とした表現になりますが、「説明を尽くし、顧客の利益の最大化を真に考えたファンド」というのが今のところの私なりの答えなのでしょうか。

「良いファンド」をたくさん取り揃え、様々な組み合わせを顧客の経済状況・年齢・シチュエーション・ライフステージに合わせて提案出来るのが「良い金融機関」というところでしょうか。運用のプランニングはまた別の話になってきますが。

「良い金融商品とは何か」「真に顧客のためとなるサービスは何か」というのは個人的に考えていきたいテーマであります。
漠然とした答えを少しずつ具体化していきたいと思います。

今回はこのへんで。

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ラベル:資産運用
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