2011年08月30日

日本の課題を解決するためのただ1つのスローガン

新しい総理大臣が誕生しました。
正直、多くの国民は「どうでもいい」と思っているのではないでしょうか。
「どうせ何も変わりはしない」と。

それだけ、日本は構造的な問題を抱えていて、悲観的な情緒に満ちています。

日本の問題点について単に論じるのは簡単ですが、どうしたら良くなるか、そしてどう行動し実現していくかは簡単な事ではありません。

日本の課題を解消し、活力を生むにはどうしたらいいか?

「強い経済」を目指す、それしかありません。

日本に求められる「強い経済」とは、経済成長に基づく企業業績の拡大、投資の促進、所得の増加・消費の増大、財政再建です。
国民の個人個人の夢を後押しし、努力を促し、成功者には報い、失敗した人には再起を可能にする社会です。
規制緩和による公正な競争原理、子供・社会人を問わず教育や学習機会の強化、チャレンジの促進、シニア世代や女性が働きやすくする、少子化対策、歳出の無駄の削減とゼロベースでの資源の再配分、セーフティーネットの構築などなど、やれることはたくさんあります。

「強い経済」があれば、デフレは克服され、物価の上昇とともに中長期的には一方的な円高も抑えられ、税収が上がり財政再建の目途も付いていき、ひいては国家としての発言力も強まります。何よりも、活力と元気が生まれます。

「強い経済」というスローガンを掲げ、1つ1つの政策を、「強い経済」に向かっていくのかどうかを全てに優先し、断固として進めて行く。それを実現していく能力をリーダーシップと言うのではないでしょうか。
ぶれない軸を作り、勇気を持ってその軸に沿って全ての判断をしていく。
政策の順序や、何をしていくか、政権はそれらについて軸を拠りどころに判断し、決定し、国民に訴えていく。政治にビジョンがないと言われて久しいですが、日本をどのような国にしていきたいのか、明確な姿勢がよく分かりません。

現在の日本経済の課題の最たるものはデフレだと思われますが、経済が弱いからデフレになり、デフレが続くから経済がもっと弱くなっていくという悪循環です。
デフレの克服と経済が弱いは鶏と卵みたいなもので、デフレを克服しないしないと経済は回復しないという意見があります。だからデフレの克服のために日銀が通貨供給量を増やせとか言われています。何が正しいのかという確固とした答えは専門家間でも見出されておらず、課題の解決は簡単ではありません。
ただ、通貨供給は増やして全てが解決とはいかないのではないか。対症療法的であるようには感じます。根本である「経済成長を促す基盤」がないと結局は中長期的に課題は解決しないのではないかと私は思っています。

経済の強い国というのは、皆の考える良い国とは限りません。
競争が促され、努力を続けていかなくてはならないからです。

格差の拡大だとか小泉路線の再現だとか弱者の保護が問題だとか、マスコミは叩くでしょう。
しかし、努力やチャレンジをしていく人たちを応援しないで、努力をしない人を保護したり、既得権益の上に胡坐をかいている人を守り続けることが、良い国の姿なのでしょうか?
そんな余裕が日本にあるのでしょうか?

何なら、「強い経済を目指すかどうか」というスローガンをもとに選挙をして頂きたいとすら私は思っています。

個人レベルで考えたとき、優秀な人の一部分は、このまま国家と共に沈んでいくことを望まないでしょう。
グローバル社会の今、このまま問題を先送りしていくことは、「優秀な人から順に日本を出て行きなさい」というメッセージを送っているのです。
日本は言語の壁が確かにありますが、優秀な人材が流出していくと、ますます問題は深くなっていきます。

ここで述べたことは、当たり前の話ではありますが、どこにフォーカスして何を目指すのかを明確にし、政治が本気でやってくれるかどうか、に尽きるかもしれません。
まずは、社会全体のマインドをポジティブに変えていくこと。
日本人は、優秀で、高潔な資質を持っている。前向きさ、自信と意欲を出せば、必ず「強い経済」は実現出来る。
私はそのように信じています。





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