2017年01月14日

「投信ブロガーが選ぶ!ファンドオブザイヤー2016」結果発表。低コストを進めるニッセイ外国株式インデックスファンドが3年連続1位を獲得

イベント「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016 #foy2016」に行ってきました。
2017年1月14日(土)に渋谷で開催されました。
170114 ファンドオブザイヤー.jpg

投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたちが支持する投資信託に1人5票を割り振り、多くの票数を獲得した投資信託を発表するイベントです。
今回が10回目ということでおめでとうございます。

〇第一部 投資信託 これまでの10年、これからの10年
このアワードの運営員会のメンバーでブロガーのrennyさん、m@さんによるトークセッションです。
主に、今まで10回の獲得投信のふり返りです。
下記のところが印象に残りました。
・日本株アクティブファンドで共感できるもの(m@さん)
ひふみ投信 月次レポートや報告会で動きが分かりやすい。⇒ひふみ投信の運用レポートページ
スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド 買った銘柄への考え方が詳細に示されている。⇒スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(通称:ビッグウェイブ21)の月次報告書ページ

・10年後のFund of the Yearの予想アンケート
以下、目についたものをメモしました。
たわら、セゾンへの期待
サテライト系 セクターインデックスやマルチファクターインデックス
極限まで手数料が下がって意味がなくなる
スマートベータ型
米国ETFはコストゼロ時代
バンガードの個別投信が買えるようになる
運用方針の明確なアクティブファンド
VTの投資信託版
生活必需品セクターインデックスファンドやバリューインデックスファンド
社会的インパクト投資ファンド
非上場株への長期投資ファンド(EXITを目的としない)

・登場してほしい商品やサービス、改善してほしい投資環境のアンケート
以下、目についたものをメモしました。これらはどれも本当に望むものばかりですね。
ETFのDRIP(分配金自動再投資)サービス
売却・換金の仕組み(自動取り崩しサービス)
NISAの期間設定撤廃(恒久化)
株式資産に対する相続税制の優遇
外国の二重課税問題を確定申告なしで還元
損失の繰越期間の長期化
税率を10%に(20%は高い)
株式と先物(FX)との損益通算

詳細は、すぱいくさんのブログ記事「【速報】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016 結果発表【第一部 投資信託 これまでの10年、これからの10年】」にて文字起こしがされています。

〇第二部 「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」
発表のMCはファイナンシャルジャーナリストの竹川美奈子さんとインデックス投資アドバイザーのカン・チュンドさんお二人。息も合っていてテンポよく発表されました。
2016年は、1人5ポイントをもって139名ものブロガーが参加しました。(僕は任務懈怠で投票してませんでした・・)

累計2007-2015年までの累計ランキング
1.VT
2.ニッセイ外国株式インデックスファンド
3.セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

2016年の結果発表です。
ファンド名の下にはモーニングスターへの該当ファンドのリンクを付けていますので、詳細を確認したい場合はリンク先をご覧ください。
また、投票者の主な投票コメントもメモしています。

10位:セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信) 20ポイント獲得
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2007031506
世界株へのアクティブ投信。10本の投信へ投資。
世界中の株式へ少数銘柄集中投資のアクティブファンドに分散投資できる

9位:ニッセイTOPIXインデックスファンド(ニッセイアセットマネジメント) 21ポイント獲得
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2015042708
2016年11月に信託報酬引き下げで0.1994%
最安への心意気、今後も最安キープへの期待

8位:世界経済インデックスファンド(三井住友トラスト) 23ポイント獲得
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2009011606
そこそこのコストでリバランスしてくれる(信託報酬0.54%)
GDP比率で配分を決定するコンセプト

7位:ひふみプラス(レオス・キャピタルワークス) 25ポイント獲得
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2012052801
安定したパフォーマンス
小型成長株への投資、専用口座を開かなくていいこと

6位:ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス) 30ポイント獲得
個人に直接販売する直販。5年以上保有するとコストが下がる
投資環境がよくない中で検討している
運用報告や月2回の丁寧なレポート
パフォーマンスと情報開示の姿勢が評価

特別賞 ひふみシリーズ
ひふみ投資、ひふみプラス、ひふみ年金(20位)の全てが同じマザーファンドであるので実質的な運用は同じだが、ファンドが別々で票が分かれているが、3本の投信の合計得票数が2位の投信より高い
⇒記念品贈呈
(運用会社の方のご挨拶)
当初1.5億から始めたがシリーズでAUM1200億円を突破。ブログを見てセミナーへ来るお客さんも多く感謝している。

5位:セゾンバンガード・グローバルバランスファンド(セゾン投信) 35ポイント獲得、13人が投票
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2007031505
世界30ヵ国以上の株式・債券へ投資。時価総額に沿った比率
1本あれば初心者へ勧められる
受益者のことを考えている(フィデューシャリー・デューティー
安定して分散投資
(運用会社の方のご挨拶)
信託報酬の低減は規模が大きくなって顧客への還元をしていきたいがなかなか実現できず申し訳ない
会社が継続できる範囲で還元していきたい
正しい投資行動が大事なので直接お客様と繋がって資産形成の役に立っていきたい

4位:iFree8資産バランス(大和証券投資信託委託) 38ポイント獲得
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2016090815
2016/9/8に設定。信託報酬0.2484%
バランスファンドで最低水準
1本でリスク分散できる
eMAXIS8資産バランス以外に競争原理を持ち込んできた
(運用会社の方のご挨拶)
設定直後から大きな反響をいただいた。ブロガーが自ら情報を分析し発信することが大きなムーブメントになっていてそれに応える商品を設計した。

3位:VT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ザ・バンガード・グループ・インク) 42ポイント獲得 13人が投票(今回トップ10の唯一の海外ETF)
http://www.morningstar.co.jp/etf_foreign/return.do?ISIN=US9220427424
2009、2012、2013年に1位。安定した順位
47ヵ国、8000銘柄をカバー。信託報酬0.14%
低コストで世界中にバランスよく投資できる
1本で投資できる
取り扱う会社が増えて欲しい。円建てで買えたらもっと嬉しい
(運用会社の方のご挨拶)
2009年に1位を取った時からネット証券などからプロモーションの声掛けが増えた。賞をもらえて嬉しい。

2位:たわらノーロード先進国株式インデックス(アセットマネジメントone) 55ポイント獲得 18人が投票
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2015121809
信託報酬0.243%、日本を除く先進国株式であるMSCI-KOKUSAI (円換算ベース、配当込み)に連動
他ファンドと比較し圧倒的に規模の大きいマザーファンドと信託報酬のバランス
専用サイトが分かりやすい
(運用会社の方のご挨拶)
マザーファンドは2500億円以上。相場急変時にもベンチマークへのトラッキングエラーを低く抑えられはグした。ラインナップを拡充していきたい

1位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 146ポイント獲得 47人が投票
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2013121001
3連覇での受賞かつ2位以下を圧倒的に引き離した受賞に
信託報酬0.216%、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み)に連動
低コストを評価
投資家のニーズに対応し低コストの中でも秀でたファンド。長期保有にたる存在
信託報酬の引き下げ姿勢を評価したいが、ベンチマークとの乖離が生じた件については再発防止に努めていただきたい
(運用会社の方のご挨拶)
3連覇できて感謝したい。2度目の信託報酬下げをした。全ての販売会社・受託銀行の協力に感謝したい。この協力がなければ信託報酬を下げられなかった。新規設定の場合と違い、既存投信の信託報酬変更は相当に大変。昨今で競争が激しくなっている中、長くファンドを持ってもらえるにはどうしたらいいか。
コストを下げると同時に残高が着実に増えているかどうか。残高が増えているのであれば評価を得ているということだから、利益を分け合っていきたい。
残高は、一昨年が60億円、昨年は180億くらい、今回は396億円になった。
利益を分けることを態度で示していきたい。10年後にも残っているよう頑張りたい。

2007年から2016年の10年間の総合ランキングは下記のようです。
1.ニッセイ外国株式インデックスファンド
2.VT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
3.セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
4.結い2101
5.ひふみ投信

第2部の詳細は、すぱいくさんのブログ記事「【速報】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016 結果発表【第二部 結果発表】 #foy2016」にて文字起こしがされています。

(感想など)
1位、2位ともに低コストの先進国株式インデックスファンドが受賞しました。
先進国株式に投資ニーズが大きく、信託報酬の低下が評価されやすいのですかね。
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」は、こつこつ資産形成を進める資産形成層による投信ブロガーによる評価になりますので、投資家にとって有利な低コスト化を進めるインデックスファンドが評価されやすい傾向があるのですが、毎年、情報開示やパフォーマンスの姿勢が評価できるアクティブ投信(主に独立系投信)やバランスファンドも選定されています。みんなの好みが偏らないのが興味深いところでもありますね。長期資産形成しているブロガーたちのカテゴリ別に「実際に投資しているメイン商品」をランキングしてみたら面白いかもしれません。
ETFよりも積立投資しやすい投資信託が選好されやすい中、圧倒的なグローバル株式への低コストを実現しているVTの今後の健闘には期待したいところです。

長期資産形成を目指す人たちにはこういうランキングを参考にすると良いでしょう。
もっとも、「どの商品に投資するか?」の前に、「どのカテゴリー(アセットクラス)へどの配分割合で投資するか」が大事ですので、むやみにランキング上位の商品を選ぶのは正しい行動ではないので、気を付けましょう。
トップ10で僕が保有しているのは「ひふみプラス」だけですね。先進国株式(MSCI-KOKUSAI)へ追加投資する時には、現在の信託報酬水準からはETFではなくニッセイ外国株式インデックスファンドを選ぶことになりそうです。
バランスファンドが良いかどうかは、パッケージが良いか単品の組み合わせが良いか、という判断になりますが、投資額が少なく資産配分とかよく分からんし資産運用の手間や管理を最小限にしたい、という人には合いやすいでしょう。

一方、低コストで圧倒的な票を獲得した「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」ですが、11月の米大統領選時の為替・株式相場の急変時にベンチマークを外し、11月の11日までのベンチマークの乖離率が0.21%になりました。
ニッセイアセットマネジメントから臨時レポートで要因とお詫びもされていますが、0.21%は一見小さい乖離数値には見えますが、他商品と比較したときのコストメリットを飛ばしてしまうレベルですので、きちんと臨時レポートを出す情報開示姿勢は評価できるものの、運用の失敗が繰り返されないよう願うところであります。
参考:
ニッセイアセットマネジメント臨時レポート「ベンチマークと運用実績の乖離について」
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)「ニッセイ外国株式インデックスファンドが一発やらかしたようです」(2016/11/17)

運営及び関係者の皆さん、お疲れ様でした!

【関連記事】
2016/1/16 「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015」発表 投信のコスト革命により1位はニッセイ外国株式インデックスファンドが獲得、上位常連のVTは3位






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2017年01月04日

【2017年】新年のご挨拶と本年の運用方針、昨年のふり返り

あけましておめでとうございます。
年を重ねるたびに月日が経つのが早くなります。ただ、ふり返ってみると1年というのはそれなりに長い期間なので、やるべき事とやめるべき事を決め、時間リソースを有効にし、自身のライフスタイルを充実・向上していきたいものです。
資産運用でお金を殖やしたいというのも同様、お金は人生の手段であって目的ではありません。お金はどれだけ持っていても墓場に行くときには何の役にも立ちません。資産運用のリターンは投下した資金に対するリターンが当然ながら最も重要ですが、個人投資家にとっては投下した「時間」に対して長期的に効果的なリターンを上げていくことを考えることも大切であると、この数年において私は考えるようになりました。それゆえでの、長期目線でのグローバル分散投資の実践でもあります。
【関連記事】
2015/12/20 忙しいビジネスマンが実践しやすく成果が見込める資産運用を考える キーワードは「長期」「グローバル」「分散」「低コスト」

2016年は面白いマーケット動向でした。年初の1月から株価、ドル円が大幅に下がっていき、Brexit、アメリカ大統領選挙では一時的に大きな下落があったもののすぐに戻していき、結果的にはトランプ政権の誕生が起点となり、年間の変動幅は大きかったものの、年初とそんなに変わらない日経平均・ドル円為替となりました。
長期投資のポートフォリオは秋口まで2016年はあまり良くない1年になるのだろうと思っていたら、終わってみれば好転し、悪くないパフォーマンスとなりました。長期投資は私にはまだ20-30年は続いていくので、単年度の損益というのはあまり重視するポイントでもありませんが。
個人的には、下げたところの追加投資などを少しずつしていたら長期投資用の証券口座のキャッシュ残高が少なくなってきたので、証券口座への資金移動や、証券口座内のポートフォリオ調整をタイミングをみて若干行うかもしれません。(原則、長期投資用の証券口座へいったん入れた資金は、引き出さないこととしていますので、口座間のキャッシュの資金移動も検討の上で実行します)
Brexit、アメリカ大統領選挙では、結果として損をしなかったから少々の利益で良いかと割り切ってはいるものの、少し儲けそこなったなという反省もあります。大きなイベントがあり、大方の予想と逆行する結果が起き、大きなマーケットインパクトが生じたものの、すぐにあっさりと戻していきました。私を含め「さらに下がったら(追加)投資しよう」と思った人も多かったのではないかと思いますが、そういう状況で、さらにスケジュールが事前に分かっているイベントだったので投資家達のリスク管理が準備されていたのかなと想像しています。Brexitの時以上にトランプ勝利時のマーケットの戻りが早く、難しいものだなと思いました。
【関連記事】
2016/11/18 トランプ新政権誕生は長期投資の資産運用を変えるのか?
2016/6/29 Brexit(ブレグジット)ショックと僕の運用方針・投資行動は何か変わったか、長期投資家はマーケット変動にどう付き合うか
2016/1/23 下げ相場の時にこそ考えたい「投資の出口」

マーケットの動きは後解釈はいくらでもできますが、やはり事前やその最中には測りかねるものです。あまり無茶せず淡々とストレスなく続けて、長期でこつこつリターンを取れれば良いというスタンスです。投資では、儲けること以上に大損失しないことが重要です。
そこそこ十分な投資リテラシーを身に付ければ、あまり他人の言説などは気にならなくなりますが、マーケットに関して予想のたぐいのほとんどは手相占いレベルです。トランプ勝利になったら「もしトラ」などと、メディア等を通じてのあらゆる専門家の予想はマーケットの混乱(下落)でしたが、現実に終わってみればそんなことはありませんでした。私は、選挙前に、資産運用業界のプロに属する何人かに「トランプは米国第一政策なのだから、トランプが勝ったら実は円安ドル高にならないか?」と振ってみたことがありますが、一笑に伏されながら「リスク回避の円高が起きるに違いないだろう」と言われました。(当日の動きに関して言えば円高で正解でしたし円安ドル高は米金利上昇が要因でしたが、私は選挙当日の瞬間に大量にドル買いできたような天才ではありません)

2017年は、トランプ米大統領誕生の新政策や様々な言動に絡まって、地政学的動向が大きなテーマとなるでしょう。トランプ政権がうまくやるかどうかはまだ誰にも分かりませんから、早い段階で何らかの方向に賭けた予想に基づいて反対に行ったときに大きな損失を生むポジションをむやみに立てるのは慎重になった方がいいかと思っています。
アメリカをはじめとする世界の金利動向、日米欧の金融政策、欧州では重要選挙も多くユーロ圏動向、中国経済のおかしさが露呈しないか、イスラム国が何かしでかさないか(トランプ新大統領が大いに挑発していて気にはなります)、いろいろな変化が起こりそうな1年の予感です。
日本では日銀の金融政策の金利操作やETF買いによる神通力がどうなっていくか、中期的な方向性を見ていく上で2017年は見逃せない1年になるかもしれません。

IT・インターネットの発展によって世の中の情報流通やワークスタイルまで大きく変化していきましたが、さらなるテクノロジーの進歩により、今後数年から数十年にわたり、IoT、AI、ロボット、ライフサイエンス(ゲノム)、VR/ARという文脈とともに、世の中は発展していくことが見込まれます。
投資の長期的なリターンは経済的な成長が源泉ですから、長期的なグローバル経済の流れやビジネス動向を知れる限り知っておくことは資産運用のあり方を考える上でも落とせないポイントです。

投資方針は、長期目線でのグローバル分散投資を軸に、従前より特に大きな方針変更はありませんが、長期運用のポートフォリオはごちゃごちゃ動かさず悠然としておき、大きな変化があった時、間違いを認識した時、投資対象の価値と価格の乖離を認識した時などがあると取引に動く可能性があります。引き続き、平時の資産運用の時間配分は極小にとどめ、本業の業務に集中し、年に1〜2回の大きなマーケット変動とチャンスがあったら少し投資のお仕事かなという感じです。

オプションの活用や、VIX先物に連動するVXX(1552)やXIV(2049)は時間と余力があれば勉強してみたい素材です。研究の上、XIV (2049)は、NISA口座を使って遊んでみるのもありかもと少し考えています。

長期の資産運用は最後のゴールの時点で生き残っていないと意味がありません。生き残るためには、まずは死なないことです。
私のポリシーには、資産全体では、キャッシュ比率には余裕を持っておき、暴落時にも耐えられ、さらに暴落時に追加投資できるようにしておくという基本スタンスもありますが、リーマン・ショック級の暴落というのは、今後あるのかどうか、あるならいつ起こるのか、人生で何回起こるのかなど分かりようもなく、平時の備えをどうすべきかという問題について最近少し考えていますが、今以上のこれといったアイデアは見いだせていません。考えが進んだらまたブログで報告したいと思います。
個人型DC(iDeCo)は月額上限68000円を積み立てていますが、配分は、先進国株式40%、新興国株式30%、預金30%にしています。預金30%は暴落時に振替用と思って始めたのですが、今すぐ配分を変えるつもりも特にないものの、これもどうしようかと若干思案中です。

今年も楽しい1年になりそうです。
GOOD LUCK!






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